brain-in-hand-1312350

イップスで野球も勉強もだめになった

僕はイップスを患って野球も勉強も一時的にだめになったことがあります。
イップスはどうしても誰でもできる簡単なことが、メンタルのトラブルによってできなくなる症状のことをいいます。

これでどれだけ人生を損をしてきたでしょうか?
スランプに陥って抜け出せないときは、ほんと地獄でした。

僕のゾーンに入った体験談

その一方で、振り幅が広いのかゾーンに入った経験もあります。
ゾーンに入るとは、究極の集中状態に入ることで、狙って入れるわけではありません。
それはフロー状態に入った時、ふとした瞬間に脳が自動的に覚醒し、究極の集中状態であらゆることが可能になる状態です。
有名な話では、向かってくるボールが止まって見えたとか、ボールが大きく見えて必ずホームランになることを悟る状態です。


これが人間の脳が偉大なところです。
一般人の脳では作動しないゾーンに入った脳が、そのような奇跡を起こします。
そして、超一流と呼ばれるアスリートは例外なくゾーンに入った経験をしています。
でも、一部の人だけの特権ではないんです!

実はゾーンに入るには天才的能力が必要ではない

どんな人でも脳をゾーンに入った状態にもっていくことができます。
ゾーンに入るのは狙ってできるものではなく、あるスイッチが入った時に作動しますが、まずフロー状態に入ることが条件になります。
フロー状態は、脳が活性化し、集中力が研ぎ澄まされ、いわゆる「調子がいい状態、乗りに乗っている状態」です。
フロー状態は誰でも脳の訓練では入れます。


勉強をしていてもフロー状態に入りますし、もちろんスポーツ時でも、セックス時でも、遊んでいるときでも入ります。
これは自堕落な人間じゃなければ、人生で何度か経験しているのではないでしょうか?

無我夢中のその先

そもそも子供時代に遊びに夢中でフロー状態に入っているはずです。
いや大人になっても映画に夢中になったり、漫画を時を忘れて一心不乱に読んでしまうときもフロー状態です。
ゲームに熱中して夜通し時間を忘れて遊んでしまったときも、異常な脳です。


この異常な脳を経験することはとても大事です。
脳が表面的じゃなくて、もっと深い位置から作動しているからです。
もしもこれが自由に作り出すことができたらすごくはないですか?


ゾーン状態への覚醒

そしてフロー状態を超えてゾーンに入ってしまったら、アスリートではなくても、神から啓示を受けたかのようなアイデアが溢れ出したり、一瞬で人生を変えられるとんでもない考えに目覚めるかもしれません。
大成功した経営者もゾーンに入って、誰もが考え出せないアイデアのインスピレーションが降りてきたのだと思います。


惰性化した脳では決してそうなりません。
スピリチュアルや精神世界も同じことが言えます。
フロー状態に入り、ゾーンに入った経験がないと、つまり脳が普通脳のままでは何をやっても効果が出ないということです。
変性意識状態に入ることの重要性はそこにあります。

変性意識状態とフロー状態

フロー状態は一種の変性意識です。
瞑想などで得られる変性意識とはまた違った種類のものですが、要はバカになっている状態です。
いい意味でのバカですね。
常識とか理性にとらわれない脳がスピリチュアルには必要です。


スピリチュアル自体が、その発想がバカっぽいものばかりですが(笑..失礼)、何よりもまず自分の脳が馬鹿になってイカれていないと何にも始まらないです!
変性意識というフロー状態に入り、さらに求めない心で自分を高めていったら、急にゾーンに入ります。

勉強でもゾーンに入った!

僕がゾーンに入った経験は、弁護士になるための勉強をしていた時です(岩波英知先生の脳覚醒技術で勉強イップスを克服したあとです)。
とてもその時は調子がよく、時間を忘れて完全にフロー状態になっていました。
疲労もなくすべてが脳に入ってくるような感覚で、その時、どんどんすべてを「わかっている」感覚に入りました。


ゾーンに入った瞬間です。
みんながわからないことを自分だけがわかっている感覚になり、その状態で勉強をすると、記憶力が何倍にもなっていました。
眼にした文章がすべて記憶され焼き付きましたし、集中力も何倍にもブーストされていました。
この感覚はなんなんだとハイになりながら、妙に落ち着いていて、時間が進む感覚が遅く感じました。
自分の脳が加速しているような状態も味わいながら、「ああ、これは司法試験受かるな」と達観したぐらいです。
他のライバルが無理でも、自分だけは絶対大丈夫だという確信でした。

これぞ超越した絶対感!

普段は「受かるかな、受からなかったらどうしよう」と漠然とした不安を感じながら勉強していたけれど、妙に研ぎ澄まされたように受かるとしか思えなかったです。
ゾーンに入った時、ランナーズハイもそうですが、とても気分が高揚して幸せでたまりません。
すべてを俺はわかっているぞ!と叫びたいぐらいでした。
その一方で、もう一つの脳がとても冷静で全てを見抜いている感じで、両極端な脳がそこにはありました。

ダイレクトにゾーンに入れる脳覚醒

そういえば岩波英知先生の脳覚醒技術も、ダイレクトにゾーンに入れてくれる驚異の技術だと思います。
脳の深い位置のスイッチが押された感覚です。
悩んでいることも忘れ、できる自分で目覚めます。
それは最初は長続きしないのだけど、何度も誘導されていくと、飛距離が伸びていきました。


ただゾーンに入った経験をすると、次からはゾーンに入ろうと僕はしてしまいました。
だから、その後なかなかゾーンに入ることがなく、フロー状態の中で勉強していました。
そこでもし一心不乱にフロー状態のまま、期待せずに馬鹿になって勉強を続けていたら、またゾーンに入ったのだと思います。

バカになれるって素晴らしい。愛すべきバカになろう


まあご褒美みたいなものですね。
馬鹿になってやり続けた自分への。
バカになるって素晴らしいです。
勉強でもバカになったものが勝ちます!

ビジネスでもスポーツでもそうでしょう。
脳をイカれさせて狂って馬鹿になった人が、大成功をおさめるのだと思います。


こちらに関連した記事(カテゴリ別)がありますので、そちらも参考にしてください